Kids News-013 子どもが自然に出会うとき


平成10年4月28日 第 13 号




子どもが自然に出会うとき




ふたば保育園のサクラの木も新緑に衣替えし、サクラの花に替わり東隣りのフジ棚は紫のフジの花が満開です。その下では子どもたちがどろんこ遊びに余念がありません。

いよいよゴールデンウイークが始まります。みなさんは、どんな計画を立てられていますか。お金を掛ける連休の過ごし方がいいとはかぎりません。手づくりのお弁当を持ち身近な自然の中で家族と過ごすのは子どもたちにとって貴重な体験となるでしょう。
フジ棚の下で遊ぶ

野山は新緑で若葉に覆われています。川や海の水もぬるんで来ました。今年は、例年より気温が高いので、海に連れ出すのにもいいでしょう。
子ども達が自然の好きな子どもになるかどうかは、「自然とどのような出会い方」をしたかに大きく関ります。

たとえば、山でカブトムシを見つけて採った経験のある子は、また、行きたくなるでしょうし、イタドリの皮を剥いてかじった子は、夏の強い日光とオーバーラップさせていつまでもイタドリを脳裏に刻み込むことでしょう。

その反対に、虫に刺されたとか、きらいな生き物を無理に持たせられたとか、不幸にして、不快の思いを味わってしまった子は、野山が嫌いになるかも知れません。

サクラの若葉と満開のフジ
海でも同じことが言えます。特に海は日常体験する機会がそのままでいると、極めて少ないので子どもたちには、波は不思議なものに思えるでしょうし、用心深い子どもは恐怖を感じるかも知れません。大人は、子どもの時いろいろの体験を通してやっと海をありのままに眺められるようになったのです。子どもの身になって恐怖感を取り除き、興味をもつ体験を重ねることによって海に関心が持てるようになるのだと思います。

海を好きにさせようとして、怖がる子を無理やり海に漬けたり、船に興味を持たせようとして初めの出会いで怖い体験をさせてしまって嫌いにさせてしまったというようなことはよくあります。

波との出会い(三保真崎内海)
たとえば、昨日の三保の内海を例にとってみましょう。大潮だったのでお昼ごろ潮がいつもより引きました。波打ち際には、アメフラシがころがっています。波が引いた後には魚の稚魚がはねています。黒い地色に赤の模様のあまり見掛けないヒトデもいます。波の静かな内海は子どもたちに海を体験させるのにとてもいいところです。(東海大学海洋博物館のすぐ西側の海です。駐車場もたくさんあります。)

野山や海で子どもからめを放すのはとても危険です。子どもたちはまだ危険を知らないからです。安全に気を配り自然のなかで親子で楽しい体験をしてください。



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