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アーサー・ランサムという作家知っていますか?
今回は、図書の紹介です。 アーサー・ランサムはイギリスの児童文学作家です。イギリス北西部の湖沼地帯を舞台に「ツバメ号とアマゾン号」などの少年少女の冒険を描いた作品で世界中に名が知られています。
私がアーサー・ランサムの本に出会ったのは、今から31年前でした。その頃、私は小学校に 勤めていました。宿直の晩、何か読みごたえのある本をと図書室から選んできたのが「シロクマ号となぞの鳥」でした。後で知ったことですが、このシリーズ12冊の最後のこの本は、初めて読むと登場人物がつかめず、分かりにくい本でした。というわけで途中まで読んで投げ出してしまいました。
次に出会ったのは、数年後でした。私が以前と違っていたのは、小学生のためにオプチミスト・デンギー通
称 OP (オーピー)を2艇作った経験があったこと、4年がかりで作った18フィートのセーリング・クルーザーが海に浮かんでいたことでした。
今度は、ヨットの雑誌の本の紹介のなかで先のシリーズの「海へでるつもりじゃあなかった」を知ったからです。この紹介の中には「これから海を知る子ども達」と「この本が出るのを待ち切れずに産まれてしまった大人達」のためにと書いてありました。
早速、本屋でこの本を手に入れました。そして、その晩、夜更けまでかかって、一気に読んでしまいました。潮のにおいのする本といったらいいのか、スケールの大きさに圧倒されたからといっていいのか、最後はどうなるのか途中で止められなかったのか、
とにかくそれほど私を引き付けた本でした。70年も前に書かれ たというのに..........。
第1章「もやい結び」 ジョンは、かりたボートのオールをにぎっていた。ロジャは船首にいた。スーザンとティティは船尾にならんで腰かけていた。川の上のすべてが、はじめて見るものばかりだった。..........これが、この本の書き出しでした。そして、この川の上でジム・ブランデイング若者と出会うところから物語は始まります。
ところが、ある霧の日、燃料を買いにいった若者の留守に、4人のウオーカー兄妹を乗せた小さなセイリング・クルーザーは、満潮でアンカー(いかり)を失い、外洋に流されてしまったのです。それからどうなったかは、読んでみてのお楽しみにしたいと思います。そのスケールの大きさと手に汗握るストーリーは、いまだに世界中に熱烈なファンを持っていることを納得させます。(続)
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